昨日はリリーNIGHT


昨日は5時頃帰宅してから、
リリーフランキーさんの「美女と野球」「東京タワー」を読了して、
その合間にNHK教育で7時から「トップランナー」に出演のリリーさんを観る。


「東京タワー」は今更なにを、という感じですが、
会社の先輩が貸してくださったのを読み始めました。
トップランナー」でも話されていたけれど、
この本を読むと、自分の”お母さんへの気持ち”につながっていって、
感謝やら反省やら後悔やら、様々な切ない想いが込み上げてくるのですね。
ベストセラーになるのもとてもよく分かる。


もうひとつの「美女と野球」は、
私の気になっているギタリストさんのHPの日記に紹介されてたからチョイス。
http://www.geocities.jp/ash_on_web/ash_mail05/051223.html
いろいろ視点が面白かったけれど、特に「フランスのオッサン」の項が良かった。
ここで指すフランスのオッサンとは映画監督のジャン=ジャック=ベネックス!
(「ベティ・ブルー」の監督ですね!)
ベネックス監督はおたく文化に興味を持って日本に取材にやってきたのですが、
この監督に関心のない取材対象達に失礼な扱いを受けるお話でした。
そんな憤慨しそうな状況でも
リリーさんの書いてる視点で読んでると全然嫌な気持ちにならない。
おたくもベネックスもすごいって思ってしまう。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~


美女と野球 (河出文庫)

美女と野球 (河出文庫)



おまけでベネックス監督作品について。
学生のときに「ディーバ」や「IP5」、もちろん「ベティ・ブルー」などを観ました。
(「ロザリンとライオン」もこの人の作品じゃなかったかな)
当時絵画部にいたこともあって、
この監督の作品は”色”の印象が強い映画だと思っていました。
つき合っていた人と色の分析をして、油絵の色にいかそうと試みていたことが懐かしい。
それから随分経った去年、ふと「青い夢の女」をDVDで観ました。
タイトルにもあるように、相変わらずの色の印象。
あと陰鬱な話の展開にくせがあって好き。

青い夢の女 [DVD]

青い夢の女 [DVD]