Arne10号を買いました。

http://www.iog.co.jp/arne/10.html



最近「村上朝日堂」のHPのフォーラムをよく読んでいます。
http://opendoors.asahi.com/asahido/
説明の必要もないと思うのですが、
村上春樹さんが、彼あてのメールに答えていくコーナーです。
ときどき村上さんの近況報告があります。
今月15日にメールが締切られ、ページの更新ももうじき終了間近という感じ。
そこで雑誌Arne(アルネ)に村上さんの自宅公開の記事があったことを知りました。
Arneは3号を一度買ったきりで、ときどき立ち読みでめくる程度。
私は大橋歩さんのあの可愛らしい感覚が苦手です。
著書も一冊持っているのですが、完読できませんでした。


今朝思い立って、昼休みに会社近くのmarthaというカフェで購入。
中途半端に読みたくなかったので、
会社帰り喫茶店に立ち寄って、あらたまった気持ちでページを開きました。
感想はというと…。
そんなにかしこまって読むほどのことはなかったなあと思います。
私はなにを期待してたんだろう?
なにを期待してたのか分からないけれど、とにかく肩透かしをくらった感じがします。
村上さんのご自宅は白と木目を基調にしたシンプルなお部屋でした。
でもハイセンスなものが並んだ、ぎらぎら尖った空間だったらがっかりしていたかもしれません。
膨大な数と思われるレコードや書籍が、きちんと整理整頓されているのが印象的でした。
雑然と収集物が棚に積まれて、妙に圧迫感のある部屋写真とは違ってましたね。
あと座り心地の良さそうな北欧の椅子も村上さんらしい感じがしました。


村上春樹さんで印象深い小説。『スプートニクの恋人』。スプートニクの恋人 (講談社文庫)
ストーリーのほかに、女性の描写にとても惹かれました。
自分の生き方のスタイルに迷ったときは、その内容を思い出すことにしています。
年齢相応に大事に歳をとっていこうと思うし、
流行りに左右されない、自分に嘘のないものを身につけていようと思う。