読んだ本

6月の講演会に向けて、千葉学さんと阿部仁史さんに関する本を少しずつ。

窓のある家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)

窓のある家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)

おなじみの絵本シリーズ。
以前読んだ『そこにしかない形式』よりも、
子供向けの本の方がよく分かるのは私のレベルのせい?かとも思われるけど、
「窓」を中心に千葉さんがやってきたことを素直に好きだなあと感じられた。


ネクストアーキテクト―8人はこうして建築家になった

ネクストアーキテクト―8人はこうして建築家になった

建築家に職業を選んだ経緯や、学生時代、事務所に関することを
インタビューするものは溢れ返っていて、なかなか手に取らずにいた。
でもこれはインタビュアーが同業の遠藤秀平さんだったからなのか、
質疑応答の中でも他のものとはちょっと違う遣り取りがあったりして、
一読するには面白い本だった。
なんだろう、やっぱりお互いに共感するところや
逆にぎりぎりで違和感を感じられるところが良かったのかな。
普通なんだけど表紙の装丁も私の好み。



スモールトーク

スモールトーク

絲山さんの小説に疑問を感じつつ、手に取るとするすると読み終わってしまった。
以前別れた男性がお金持ちになって、毎回違う高級車に乗って会いにくるというお話。
ひとつひとつの章の初めにその車に関するウンチクを絲山さんが書いていて、
その感覚的なのが面白かったかな。
小説の主人公になる画家の女性が乗っているアルファ145の紺は、
私がよく乗せてもらう車と同じで、
(多分紺色というのはコスモブルーと呼んでると思う)
アルファなのにぎらぎらしてなくて質素な感じが好き。