「ぞっとする絵 十選 7」茂木健一郎(日経新聞朝刊)

今朝の日経新聞の文化欄に、内藤礼さんの《このことを》の記事が載っていました。
このインスタレーションは、香川県直島にあるものです。
昨日の安藤忠雄さんの講演でも直島のスライドが何枚も映されました。
《このことを》が体験できる家屋「きんざ」の改築前、後の写真もあり、
懐かしい気持ちでみていました。
http://www.naoshima-is.co.jp/concept/art/kinza.html(「きんざ」の詳細)

上記のページでも説明されているのですが、
このインスタレーションは一人ずつ家屋の中に入り、独りで15分間過ごすというものです。
予約が必要なので、これから直島に行かれる方は準備していってくださいね。
(ジェームズ・タレルの「オープン・スカイ」ナイト・プログラムもぜひ予約を!)


ところで「きんざ」を見つけるのってとまどいませんでしたか?
目立つ看板があるわけではないので、近くまで来てもちょっと分かりませんでした。
下の写真が敷地への入り口です。



直島ついでの話なんですが、
最近伊東豊雄さんの『透層する建築』で、
「過激なエンターテインメント〜石井和紘論」というのを読みました。
1989年の「SD」誌の文章です。
私は石井和紘さんを知らなかった、というかその建築作品を毛嫌いしていたのですが、
伊東さんが書いているものを読むと魅力的な人に感じられて、
そしてその人の作品が直島にたくさんあるようなんです。
↓下のHPの「公共施設」→「直島建築シリーズ」を見てみると、
確かに多くの石井作品で溢れかえっていました。
http://www.town.naoshima.lg.jp/
《海の家つつじ荘》は覚えています。なんとなく嫌な感じを(笑)。
直島町役場》はバスで通り過ぎていました。
今秋にはSANAAの《直島町海の駅》も竣工されるようですし、
またこの島に訪れたいと思います。

透層する建築

透層する建築