《銀山温泉共同浴場「しろがね湯」》

設計:隈研吾建築都市設計事務所
竣工:2001年



web上の体験記を調べてみると、見落としそうなところにあるとあって、
確かに私もいったんは通り過ぎてた。
よくありがちな観光図の看板がなくて、
場所も大きな動線からちょっとはずれたところにあったからかな。
そのひっそりとした感じで建っているのが好ましかった。


中は非常に簡素なつくり。
そのために建物の構成や素材そのものがダイレクトに伝わってくる。
着脱室のアクリルに和紙が貼られた壁から伝わる光は、ぼうっと浮かんでいるような感じ。
風呂場の壁も風化していっているけれど、
建物がそれをありのままに受けとめているように見える。






(デジカメ画像の方も取り込んだので、写真を追加。)
帰り際、管理のおじさんとのおしゃべりで「建物を観にきた」ことを伝えると、
その日は男湯の設定だった2階も案内してくれた。
おじさん、ありがとう!

2階の方が広くて眺めが良さそう。
私は1階の暗がりの空間も好きなんだけど。



階段。



ここが入り口。《ONE表参道》とも似通ってませんか?