コレクション展 II


一番良かったのは須田悦弘さんの《雑草》でした。
以前私は今の須田さんにはゲリラ的なことはムリって書いちゃったけど、
http://d.hatena.ne.jp/syn_chron/20060814)今回のは良かった。
コレクション展の目録には展示場所が「館内のどこか」しか書かれてなくて、
自分であちこち探すことになった。
ヒントを書くと、コレクション展の会場内ではなくて、美術館内の2箇所にある。
結局私は途中でギブアップして美術館の方にきいてしまったけど、自分で発見したかったなあ。
作品はあまりにもさりげなさすぎるので、通りがかりの人はほとんど気付かない状態。
そこで私はわざと驚いて近付いたり、しゃがみ込んで見つめたりして、ひとりパフォーマンスをしてた。
興味ある人は結構反応してくれて面白かった。
ある男子学生のグループは「アート魂を感じるぜ!」とかなんとか言いながら、
感激しながらカメラにおさめてた。


ささやかなヒントの写真を載せときます。

このコンクリートのひび割れってどうしたんだろ?
まさかもともとできてたの?


そういえば川崎和男展のところから、金沢21美の館長、蓑豊さんがプライベートで鑑賞をされていた。
ほんとに普段着で全然気付かなくって、係員の方が挨拶されるのをきいてびっくり。
奈良さんの小屋には3人ずつしか入れないので順番を待つんだけど、それも私のお隣で並ばれてたし。
こういうのに初めて遭遇したので、ちょっと感動してしまった。
関係者の人は開館時間外にゆったり鑑賞してるんだろうなってずっと思ってたから。
またひとつ金沢21世紀美術館のいいところを発見できた。
ここに来るといつも楽しいことが待ってるんだ。