《海の駅なおしま》

宇野港からフェリーに乗って約20分。宮浦港に到着。


前日の晩に今月の新建築の写真を見ていたので、どう自分らしく撮るのかが難しい。

新建築 2006年 12月号 [雑誌]

新建築 2006年 12月号 [雑誌]

それに新建築ではのぞかれていたと思われる、朱色のカラーコーンやサインの看板が目立つ。
それなら私は実際に使われているありのままの姿を撮ろうと思った。



設計:妹島和世西沢立衛SANAA
竣工:2006年



高さ5mの屋根に切り取られた景色。




事務室・待合スペース。



中の受付カウンターはこんな感じ。



待合スペースから海の方向を眺める。
左に赤かぼちゃが見える。



お昼時にも宮浦港に寄って昼食。限定15食という穴子天丼のランチ。
でもフェリーから降り立った人は、地中やベネッセに直行のようで、
あまり活用されていないよう。



細い柱や鏡面仕上げのステンレス壁の効果で建物の存在感が消し去られてる。
それはバスに乗って、港から少し離れたところから眺めたときに強く感じた。
もともとあった環境に溶け込んでいるような建築。
その強く主張しないところがとても心地がいい。
でもこれは後の石上純也さんのレクチャーでも感じたことなんだけど、
その方向性はいったいどこに向かっているのかと不安にもなる。