ロダン展&コレクション展(兵庫県立美術館)

更新が滞っていて、GWにみた建物(といっても2件のみ)のことも書けていないので、
メモ書き程度に記しておく。

静岡県立美からの巡回だったので《地獄の門》も来るのかと思ったけど、それはなし。
気に入った作品は《花瓶の花々》。
タイトルからしロダンらしくないけれど、
花器の中、植物に模した二人の女性がたおやかに身体を傾けていて、
私には作品の周りが夢見るような柔らかい空気に包まれているのを感じた。

  • コレクション展

見応えがあるけど、やっぱりいつものように特別展と同日に行くにはボリュームがありすぎ。
ギャラリーもまばら。足早に過ぎていく。
ロダン以後ー彫刻大特集」という小企画が良かったと思う。
ダイン=ジム《植物が扇風機になる》は花が扇風機に変わって行くさまを、
5つ(?)のアルニウムのオブジェで表現。
アーキペンコ《空間にあるトルソ》は普段もよく展示されているけど、毎回惚れ惚れさせられるかたち。


現代絵画のブース
堀浩哉《エリゼの肖像へーNo.7》は板にジュートを張ったキャンバスを使っているのがいい。
同じ土俵の話ではないけれど、学生のとき古シーツを張ったキャンバスをつくったことを思い出す。
布地の表面に塗る塗料がまだらで、しかも足りなくて、
だから油絵具で描き始めるとにじんでいくのだけど、その滲む感じも良かった。