esquisse quartet 演奏会(graf living:shop)

syn_chron2007-05-17

終わったあと「夢の中にいるみたいだった」って声がきこえてきたけれど、
まさにそんな感じの1時間だった。

オルゴール、リコーダー、トイピアノって構成もそうだけれど、
長いコードで吊られた裸電球が揺れていたり、
それを弄びながら囁くように、ときには呻くように唄う二階堂さんの姿だったりが、
私を現実から引き離していく。
黒い円形のオルゴールの中に照明が仕込まれていて、
楽譜シートに開けられた穴から漏れる光が、手廻しとともに回っていくのをずっとみてた。
オルゴールを手廻ししている生駒さんの佇まいも素敵だったな。
最後に少しだけ挨拶されて、その雰囲気もまさに『esquisse』の音の世界のヒトだった。


これを書いている20日に作品展は終わっているけれど、
graf bld.のあちこちに『esquisse』の音から導き出されたという、様々な作家さんの作品が置かれていた。
私も結局あまり観られなかったのが残念。写真に撮れたものを載せておく。



 


esquisse

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