「MORIMOTO MIE 森 本 美 絵」展(graf media gm)

http://www.graf-d3.com/gm/morimoto/index.html


お名前をきいてもピンとこなかったけど、
作品をみてたら見たことのあるものがいくつもあった。
展示はそれほど大きくプリントされているものはなくて、
そろそろと壁つたいにまわって観るだけなのが物足りない。
2分程の映像作品がふたつ流れていたのだけど、その作品の方が気に入った。


会場で販売していた書籍を眺めていて、木村カエラ写真集はぱらぱらとめくって拒否反応。
自費出版されたという『Slicer』のトーンはいいなあと思った。
でもこの写真の中の浮遊感は気持ちがいいのだけれど、
そこに居続けてしまってよいのかなあという不安も感じさせる気持ちは、
西沢立衛さんや石上純也さんの講演の後にもやもやとした疑問と重なっていく。
同じくこれも森本さんが撮影を担当された水戸芸術館のカタログ『マイクロポップの時代:夏への扉』は、
しばらく私の机横に放り出されてしまっている本の中の1冊。
ちゃんと読まなきゃとは思っているのだけど、挙げられている美術作品で受け入れ難いものがいくつもあって、
読み進めようとするたびに自己嫌悪になってしまう。
森本さんの写真とは関係ない話で終わってしまったけれど。

マイクロポップの時代:夏への扉

マイクロポップの時代:夏への扉