「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」(シネ・リーブル梅田)


あわただしく仕事を終えてスカイビルへ。
感想はというと、私にはもの足りないドキュメンタリーでした。
設計をされるような人だったら、たくさん見所があったのかな。
あと私が実際の建築をみていないのもいけなかったのかな。
でも設計中の模型や図面を前にしてのやり取りがあまりに穏やかだったりするように、
ゲーリーという建築家に肉迫した感じがなかったのが残念でした。
もともと今の時点をドキュメンタリーにするのは違っているような気もします。
今のゲーリーは出来上がってしまった人なんじゃないかと。
それなら仕事の全貌が見えたときを待つか、以前の模索していた時期に深く切り込んでいく方が面白そうです。


今の私にとっては、無名に近くても、これからの人生の制作過程を垣間みせてくれるような、
そんな人を感じる方がずっとドキドキさせられるのです。
また会えるのかな。ふと気がついて頼りなく時差を数えてみたり。