『平成の通り抜け』1周年記念シンポジウム

(リサイタルホール)

安藤忠雄さんの講演目的で行ってきました。
「平成の通り抜け」は関西では有名な「造幣局桜の通り抜け」にちなみ、
桜之宮から中之島一帯を中心に一千本の桜を植える運動です。
募金の目処が付いたそうで、当初の予定だったエリアを拡大して、
大阪府の公園などにも植樹を進めて行くそうです。
http://www.tourism.city.osaka.jp/ja/topics/hotnews/sakura_200503/
会場は私の両親ぐらいの50〜60代のご夫婦でいっぱいでした。


通り抜け以外でオリンピック招致のことが話題になったのでメモしておきます。
真偽は定かではありませんが、石原都知事が安藤氏を設計者に指名した件は、
本人は寝耳に水だったとか。
世間に発表されてから都知事から電話があり、
話を断れば都知事の信用がなくなるし、安藤さんは意気地がないと思われるぞと言われ、
やむを得ず受けることになったと面白く話されてました。
加えて、方針を3点挙げられていました。

  1. 前回のオリンピックで建設された既存の施設を補強して使用。
  2. 東京湾の200haの埋め立て地を森林化する。
  3. 電線・電柱を地中化する。

オリンピックの招致運動に安藤さんが関わるのは疑問でしたが、
この考えをきくと面白そうだなあと思えてきました。
ただ単にscrap and buildじゃないな、きっと。