建築家グンナール・アスプルンド展(京都工芸繊維大学美術工芸資料館)


これこそほんとに行きそびれていた展覧会。先週講演会だけ聴講してきた。
http://d.hatena.ne.jp/syn_chron/20061014#1160840397
ここの資料館まで行くのは容易でないし、展示が際立って素晴らしいというわけではないので、
(フリー入場できて、学生の方が中心となって行っているから当然)
2週連続して通うのもおかしな話なんだけど、
今回どうしても観たかったのは講演会で一部拝見した吉村行雄氏の映像。
会場の2箇所でそれぞれやや異なったバージョンが流されていた。
吉村氏はずっと写真とどっちつかずになるのを避けるために映像には手を出していなかったそうで、
会場で流れているものもまだ極められる余地を残しているとは思う。
(特にズームのところに違和感を感じる。)
でもアスプルンドをずっと追いかけて来られた方だからこその視線に溢れているのが魅力。
もっと様々な機会に、もっと多くの人に観てもらうべき映像だと考えるのだけれど。


松隈洋氏が講演会で言及されていた、アスプルンド村野藤吾への影響は展示にはなくて残念。
先週その話をちらっと聴いたときに頭に浮かんだのは山口県宇部市の《渡辺翁記念会館》。
今年1月に行ったところ。

この写真左のレリーフ使いはアスプルンドの《ストック市立図書館》などからインスパイアされているのか?
機会があれば調べてみたい。