《秋吉台国際芸術村(宿泊棟)》
設計:磯崎新アトリエ
竣工:1998年
ずっと泊まってみたいと思っていたところへ行ってきました。
たどり着いたのは、四方を樹々で囲まれた静かでひっそりとしたところ。
びっくりするぐらい格安の宿泊料だったので、どんなところか心配していたのですが、
すっきりとした気持ちのよい部屋でした。コンドミニアムみたいな感じ?
ベッドメイキングを自分でしなきゃいけなかったり、アメニティが充実していなかったり、
人によっては面倒に感じるかもしれませんが、私には問題なかったです。
それよりも宿泊客が私ひとりきりで、静かな空間を過ごせたことにすごく満足していました。
夜は読書。ずっと読むのを延ばし延ばしにしていた西洋美術史の本を通読できました。
食堂。天井高14mだそう。
よく音が響く空間でしたが、自分の動きに呼応する反響だけをきくよりも、
複数の人でいろんな響きを重ね合わせてみたかったなあと思います。
こういうときには、ひとりきりはつまらない。
大きく開かれた窓の向こうに見えるのは、次の日見学することになっている本館棟。
左手前が24時間開放されているサロン。
磯崎さん設計で現存していない《N邸》と同じモデルの建物。
サロンの内部。
芸術誌のバックナンバーや辞書類、おおきめのテレビなど。
リスニングルームもありました。
食堂に置いてあった本を、食後にぱらぱらとめくっていました。
もちろんここ芸術村のことも書いてありましたが、他にも知らなかったところがいくつか。
とりあえず近場で挙げると、高野山の福智院が気になるところ。
- 作者: 稲葉なおと
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/08/24
- メディア: 単行本
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