連休中に読もう!

最近文芸書のコーナーに立ち寄るのは堀江敏幸さんの本を買い足すときのみ。
村上春樹さんの新刊が出ていることに1ヶ月以上も気付いていなかった。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること


タイトルでも分かるとおり、走ることについてのエッセイのよう。
書き下ろし。


運動が大の苦手な私がジム通いを始めたのは、
村上さんの他のエッセイの文章がきっかけだった。
健康のためではなく、精神的なものと上手くやり合っていくのに必要だと感じさせられたから。
私は村上さんみたいに泳がないし、外でジョギングもしない。
トレッドミルが中心で、時速10キロ前後のランが心地よくなったのは、やっとここ数年のこと。
スポーツ用の下着がなぜ必要なのかも全然知らなくて、
今でも胸の谷間に傷が残っていたりする。


そんな私だけど、自分なりに走るのを楽しんでいる。
悲しかったり悔しかったりするときも、愚痴なんてこぼすより、
好きな音楽を聴きながら走る方がずっと気持ちがいい。
そしてこの本もきっと、私のことを後押ししてくれるだろう。
読み始めたらあっという間に終わってしまいそうなので、週末の移動中のためにとっておく。