吉阪隆正展(京都工芸繊維大学美術工芸資料館)

http://www.taka2004.com/
ここの大学訪れるのは初めて。
一応《美術工芸資料館》の写真を撮っておく。設計は船越暉由。'81年。

1階には大型の建築模型。
2階には図面と模型、吉阪隆正の資料など。


先日読んだ斉藤裕子さんの著作にもあったように、
吉阪が主催していたU研究室の手書きの図面に力強さを感じる。
CADで線種が設定され、きれいにハッチングがかけられたとしても、
どこをどう強調したいのかはなかなか伝わらない。
「どこから来てどこへ行こうとしているのかが伝わらない。ベクトルが見えない」
という大竹氏の言葉を、私も実感できたような気がした。


あと吉阪のメモをモビールのように吊るした展示がきれいだった。
(本に書いてあったとおり、招待状の厚紙の裏にメモをとっていた)
よくみるとゼミクリップでつないでいるだけなんだけど、
それを縦に4~6枚クロスするように交差させたものをガラスケースに納めていた。